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【体験談】20代で税理士を目指し大学院進学を決めた理由

20代で税理士を目指した理由
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私は大学時代に

  • 税理士取得を目指すこと
  • 大学院に進学すること

を決め、大学卒業後はそのまま大学院に進み、大学院卒業の3年後に3科目合格+修士論文の審査合格を終えました。

そこで、

  • 国家資格取得を目指した理由
  • 税理士資格取得を目指した理由
  • 大学院進学を決めた理由

を振り返ってみたいと思います。

 

国家資格を目指した理由

 

私が国家資格の取得を目指そうと思った理由は主に2つあります。

  • 小さい頃から「手に職をつけて自立しなさい」と言われて育った
  • 結婚してからも長く働きたかった

1つ目は完全に親の育て方に依りますが、我が家は両親仲が悪く、更に母親の方が稼いでいたため母親から「男性に依存することなく自立しなさい」と言われ続けて育ちました。

また、2つ目は大学時代、周りに起業志望の人が多かったことが原因です。

友人、先輩後輩のうち7~8割が起業志望だったため、

将来の結婚相手も起業志望の場合、相手の収入は安定しないかもしれない。そこで自分が国家資格を取得していれば、自分は安定した収入が得られるはずなので、相手の収入が不安定でもバランスがとれる。

と考え、国家資格の取得を目指すことにしました。

 

結果、夫は起業家ではないですが海外志向が強く海外赴任も経験しており、結婚後私は帯同したためキャリアにブランクができてしまったのですが、税理士資格を取得していたからか、帰国後の再就職ではほとんど苦労せずに就職先が決まった経験があり、国家資格の取得を目指すという選択は正しかったと感じています。

 

税理士を目指した理由

 

国家資格の取得を目指すと決めた後、候補にあがった資格は税理士と公認会計士です。

大学では経済学部に所属していたのですが、そこで簿記の授業を受講し、比較的簿記が得意だということに気付いたため国家資格の中でも会計分野の資格を目指そうと決めました。

最終的に税理士を選んだ理由は以下の2点です。

  • 1科目ずつ受験できる
  • 一度合格した科目は生涯有効

公認会計士試験は一度に複数科目の受験が必要で、論文式試験に2回不合格になると短答式試験からやり直しになってしまうのですが、短期間で結果を出す自信がなく、最初からやり直しになることだけは避けたいという気持ちが大きかったです。

当時は税理士と公認会計士の仕事内容についてはあまり調べずに試験制度だけで決めてしまったのですが、結果的には監査より税務でよかったと思っています。

 

ただ、私の場合は結果論としてよかったというだけなので、これから国家資格を目指す人で税理士と公認会計士で悩んでいる場合は仕事内容の違いについても理解した上で目指す資格を決めることをおすすめします。

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大学院進学を決めたきっかけ

 

税理士を目指すと決めたとき、最初は5科目自力で受験したいと思っていました。

しかし、どのくらい勉強が必要なのか、合格までにどのくらいの時間がかかるのか全く想像がつかなかったため、まずは現実を知るために親の知り合いの税理士さんに話を聞きにいきました。

そこで言われたことは、

女性で5科目合格はなかなか辛い。過酷な数年(長ければ十数年)なので性格が変わってしまうかもしれない。

試験の合格はゴールではなくスタート。4科目合格者と科目免除の税理士登録者では雲泥の差がある。

早いうちに試験を終わらせたいと思うなら大学院に進学するのがベスト。

ということです。

 

もともと短期間で結果を出す自信がなく、必ず全科目自力で合格するんだという覚悟もなく、親も「それなら費用は気にしなくていいから大学院に行ったら?」という感じだったので、あまり深く考えずに大学院に進学し、科目免除をすることを決めました。

かなりネガティブな理由満載で決めた大学院進学ですが、税理士試験を実際に受けてみると、税理士を目指すと決めたときの自分の認識の甘さや覚悟のなさをひしひしと実感し、たったの3科目合格するまで何度も心が折れかけたことがあったため、大学院進学は間違っていなかったと感じています。

 

もちろん5科目自力で合格している人は尊敬しますし、5科目合格者と大学院免除利用者では知識の量や粘り強さ・根性が圧倒的に異なります。

しかし、大学院進学での科目免除はデメリットしかないわけではありません

ただ資格試験を受けるだけでは経験できないメリットもありますので、少しでも科目免除を考えている場合はまずはメリット・デメリットをしっかり把握した上で、自力で5科目目指すのか、科目免除制度を利用するのか考えてみてください。

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まとめ:税理士を目指して

 

これまで紹介してきたとおり、私はかなりゆるい理由で国家資格の取得、税理士を目指すことを決めました。

また、大学院進学での科目免除制度を利用していますが、大学院進学もかなりあっさり決めた方だと思います。

税理士を目指し始めた当初はそこまでの覚悟もなかったため、最初の年はほぼ記念受験、本気を出してからも不合格を連発し、合格までの5年間で何度も心が折れかける経験をしました。

 

しかし、現在は税理士を目指して、20代のうちに税理士試験を終わらせて本当によかったと心から感じています。

特に私は結婚後に夫の海外駐在に帯同するため一度退職していて数年のブランク後、30代で再就職しているのですが、税理士の資格があったからこそそこまで苦労せずに30代で社会復帰ができたと実感しています。

税理士業界は人手不足かつ、税理士は一度合格すれば生涯有効、そして働き方も雇用~独立開業まで様々で柔軟性があるため、男性はもちろんですが、特に女性におすすめできる国家資格です。

これから国家資格を取得したいと思っている方で少しでも税理士に興味がある方は、ぜひ目指してほしいなと思います。

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