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資格試験|通学講座と通信講座どちらがおすすめ?それぞれのメリット・デメリット

通学講座と通信講座どちらがおすすめ?
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資格試験の勉強スタイルには

  • 独学
  • 資格スクールの利用

がありますが、資格スクールを利用する場合、通学講座・通信講座・DVD講座など様々な受講形態が考えられます。

自分の勉強スタイルが確立できていればいいですが、そうでない場合はどの受講形態がいいのか悩んでしまう人も多いと思います。

 

そこで、この記事では

  • 通学講座のメリット・デメリット
  • 通学講座が向いている人
  • 通信講座のメリット・デメリット
  • 通信講座が向いている人
  • 資格の種類による向き不向き

について詳しく紹介していきたいと思います。

 

通学講座のメリット・デメリット

 

まずは通学講座のメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット

 

通学講座のメリットとしては以下の4つが挙げられます。

  • 受験仲間ができる
  • 先生との信頼関係を築きやすい
  • 疑問点はその場で解決できる
  • モチベーションが保ちやすい

この後、それぞれについてもう少し詳しく説明します。

受験仲間ができる

 

通学講座の場合、基本的には毎週同じ曜日・時間の授業を受けると思いますので、同じ授業を受けている人と段々顔見知りになってきて、受験仲間ができやすいというメリットがあります。

受験仲間ができると分からないところを教えあったり、励ましあったり相談しあったりできるので、モチベーションを保ちやすく途中で挫折する可能性も低くなります

また、私の周りでは受験生時代の仲間と試験合格後も繋がっていて将来的に一緒に会社を立ち上げたり一緒に仕事をしたりというケースが比較的多いです。

そのため、人脈作りという点でもメリットがあります

先生との信頼関係を築きやすい

 

受験生同士もそうですが、先生とも信頼関係を築きやすいというメリットがあります。

通信でも質問等でコミュニケーションをとることは可能ですが、通学の場合は毎週顔を合わせ、授業の前後でも個人的にコミュニケーションを取りやすいため先生に認識してもらいやすく、信頼関係が築きやすいです。

お互いに信頼関係ができてくると雑談も増えてきますが、ちょっとした雑談の中で合格秘話を聞けたり個人的なアドバイスをもらえることもあるため、先生と信頼関係を築きやすいというのは一つのメリットといえます。

疑問点はその場で解決できる

 

通学講座の場合、授業中・授業の前後と先生に直接質問できる機会が多くあります

通信講座でももちろん質問対応はしてくれますが、通信講座の場合は基本的にメールか電話での対応になるため、今すぐ答えが知りたい!と思っても回答をもらえるまでにタイムラグが発生します。

その点、通学講座の場合は疑問に思ったときにすぐ質問ができ、その場で回答がもらえるというメリットがあります。

モチベーションが保ちやすい

 

通学講座では受験仲間を作りやすく、先生との信頼関係も築きやすく、疑問点もその場ですぐ解決できるため通信講座と比べると受験のモチベーションが保ちやすいです。

また、完全に自分主体の通信講座とは異なり、通学講座は教室に行きさえすれば強制的に授業がはじまる(場合によっては授業中にテストがある)ため自分のやる気に関わらず”勉強するしかない”環境が整っています

通学講座の場合は周囲のレベルや学習環境などの情報が入ってきやすく、自分が全体の中のどのくらいのレベルにいるのか、周りと比べて勉強量は多いのか少ないのかを把握しやすいため、その点でも周囲から刺激を受け勉強に対するモチベーションを維持しやすいというメリットがあります。

デメリット

 

通学講座のデメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  • 曜日・時間帯が固定されている
  • 人付き合いに時間がとられる
  • 費用が高い

この後、それぞれについてもう少し詳しく説明します。

曜日・時間帯が固定されている

 

通学講座は基本的に何曜日の何時から何時と決められているため、残業など仕事の都合が読みにくい社会人などにとってはデメリットの1つになります。

もちろんどの資格スクールも基本的には振替受講が可能なため1回授業を受けられなかったからといって何か問題が発生するわけではないですが、授業を別日に振り替えると先生が変わる可能性が高く、何度も振替受講をする必要がある場合は通学講座はあまりおすすめできません。

資格スクールの通学講座では、【A校では月曜9:00~第1回授業】、【B校では火曜19:00~第1回授業】、など校舎によって開校曜日・時間が異なるケースが多いため、振替受講が可能となっています。

 

人付き合いに時間がとられる

 

通学講座では受験仲間ができやすく先生とも信頼関係が築きやすいやすいというメリットがある反面、人付き合いに時間がとられるというデメリットがあります。

受験仲間ができれば切磋琢磨して勉強のモチベーションも保ちやすいですが、仲良くなればなるほど授業の前後に一緒に食事をしたり、飲みにいったりする機会が多くなります

また、スクールによっては受講生同士、また、先生と受講生の親睦を深めるために定期的に各クラスで飲み会を開いているようなスクールもあります。

その場合、人脈作りという点ではメリットになりますが、とにかく忙しくて1秒も無駄にできない、人付き合いに時間を使うくらいなら全て勉強に時間を費やしたい!という人からするとデメリットになります。

費用が高い

 

そして、通学講座の場合どうしても通信講座よりも受講料が高額になってしまいます。

1発で合格できればいいですが、なかなか合格できず何度も受講が必要になると、受講回数に応じてどんどん費用も膨れ上がってしまいます。

そのため、なるべく費用を抑えて資格を取得したい場合は費用面がデメリットの一つになります。

 

通学講座が向いている人

 

これまで紹介してきた通学講座のメリット・デメリットを踏まえると、以下のような場合は通学講座がおすすめです。

  • 特定の曜日・時間に必ず授業が受けられる
  • 仲間がいる方が頑張れる
  • 自分主体だとサボる自信がある
  • 合格できれば費用はあまり気にしない

 

通信講座のメリット・デメリット

 

ここからは、通信講座のメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。

メリット

 

通信講座のメリットとしては以下の4つが挙げられます。

  • スキマ時間を活用できる
  • 自分のペースで受講できる
  • 煩わしい人間関係がない
  • 費用が安い

この後、それぞれについてもう少し詳しく説明します。

スキマ時間を活用できる

 

通信講座の場合、ライブ授業というよりは既に収録済のものを各自視聴するタイプの講座が多く、その場合スキマ時間を活用して効率的に授業が受けられるというメリットがあります。

通学講座は基本的に曜日・時間が固定されていますが、通信講座は一時停止機能を利用し1回の授業を複数回に分けることが可能なため、移動時間・通勤時間・休憩時間などちょっとした空き時間に自分の好きなタイミングで授業を受けることができます。

自分のペースで受講できる

 

収録済のものを視聴するスタイルの場合、一時停止機能や巻き戻し機能があるため、

  • メモをとるために一時停止する
  • 聞き逃した部分を再度聞き直す
  • 一度で理解できなかった部分を後日再度視聴

など、自分に合ったペースで授業を受けることができます

通学講座の場合は先生1人に対し生徒が複数いて、かつ先生のペースで授業は進んでいくため、聞き逃したりあまり理解できない部分があっても授業はどんどん進んでしまいます

授業の前後や授業中に質問して疑問を解消することはできますが、同じ授業を再度受講することはできないため、何度も受講できるというのは通信講座ならではのメリットといえます。

煩わしい人間関係がない

 

通信講座は基本的に一人で収録済授業を視聴するスタイルのため、受験生仲間を作ることはかなり難しいといえます。

また、質問等はメールや電話で対応してもらえますが、先生とも直接やり取りをする機会はあまりありません

そのため、完全に自分一人のペースで勉強を進めたい人にとって通信講座は煩わしい人間関係が一切ないというメリットがあります。

 

費用が安い

 

どの資格スクールも基本的には通学講座より通信講座の方が受講料は安いため、通信講座には費用が抑えられるというメリットもあります。

一発で合格できればいいですが、資格試験は難易度が上がるほど不合格になる可能性も上がり、なかなか合格できない場合は何度も同じ授業を受講する必要が出てくることもあります。

通学と通信では受講料が何倍も違う!ということもありますので、1回の受講料が安い通信講座であれば2~3回受講することになったとしても、最終的なトータルコストは通学講座1回分とほぼ変わらなかった、ということも全然あり得ます。

デメリット

 

通信講座のデメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  • 質問や相談がしづらい
  • 全体の中の自分のレベルを把握しづらい
  • モチベーションが保ちにくい

この後、それぞれについてもう少し詳しく説明します。

質問や相談がしづらい

 

通信講座の場合、通学講座と比べると質問や相談がしづらいというデメリットがあります。

通信講座でももちろんメールや電話で質問や相談は可能ですが、疑問を感じたときにその場ですぐ先生に質問や相談ができる通学と異なり、回答をもらえるまでにどうしてもタイムラグが発生してしまいます。

一人でテキストや問題集の解説を見て進められる人は問題ないですが、疑問点は誰かに聞きたい、相談に乗ってほしいというタイプの人にとってはデメリットの一つになります。

全体の中の自分のレベルを把握しづらい

 

通学講座であれば受験仲間を作りやすく周りの情報が入りやすい環境となっていますが、通信講座の場合は周りの受験生の情報はほとんど入ってきません

そのため、受験生全体の中で自分がどのレベルなのか把握しづらいというデメリットがあります。

全国模試などを受ければ大体の自分のレベルは把握できますが、模試が開催されるのは大体試験1~2か月前と本試験の直前のため、そこで想定より周りの受験生のレベルが高かった場合、本番までに挽回するのは厳しい可能性が高いです。

モチベーションが保ちにくい

 

完全に自分のペースで勉強を進めることが出来、煩わしい人間関係も一切ない通信講座ですが、授業に行けば強制的に”勉強するしかない”環境が整っている通学講座と異なり、通信講座の場合は完全に自分主体となっています。

そのため、気が向かないときに1回くらいサボっても・・・と計画を後ろ倒しにすることが簡単にできてしまいます

また、周りの受験生がどのくらい勉強しているのか、自分は全体の中のどのレベルなのかの情報が入ってこないため、他者からの刺激もなく勉強に身が入らないままずるずるとなんとなく勉強しているという状況になりやすい可能性があります。

自分できちんと計画を立て、自分に厳しく計画を遂行できる人なら問題ないですが、そうでない場合はモチベーションが保ちにくいというデメリットがあります。

 

通信講座が向いている人

 

これまで紹介してきた通信講座のメリット・デメリットを踏まえると、以下のような場合は通信講座がおすすめです。

  • スキマ時間を活用したい
  • 自分のペースで勉強がしたい
  • 煩わしい人間関係は一切なくしたい
  • なるべく費用を抑えたい

 

資格により向き不向きはある?

 

これまで、通学講座・通信講座それぞれのメリット・デメリット、それぞれどのような人に向いているか紹介してきました。

では、資格の種類によって通学向き・通信向きはあるのでしょうか。

 

個人的には、

  • 簿記3級・2級
  • FP3級・2級
  • ITパスポート
  • 宅地建物取引士

など比較的難易度が低く独学で十分合格可能な資格は通信講座をおすすめします。

一方、

  • 弁護士
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 社会保険労務士

など難易度が高く、独学での合格が難しい(または不可能に近い)資格については通学講座がおすすめかなと思います。

もちろん通信講座でもカリキュラムどおりにしっかりと勉強すれば難関資格に合格することは可能なため、社会人や小さいお子さんがいる方など授業時間が固定されてしまうと受講が難しい場合や毎週まとまった時間家を空けるのが難しい場合は無理に通学講座を受講する必要はありません。

ただ、通学講座・通信講座どちらも選べるし拘りもないという場合は

  • モチベーションの維持
  • 情報の入りやすさ

を考えると難関資格の場合は通信講座より通学講座の方がより合格可能性が高まるのではないかと思います。

 

まとめ:通学か通信かは勉強スタイルで選ぼう

 

この記事では、通学講座・通信講座のメリット・デメリット、それぞれどんな人が向いているのか紹介してきました。

通学講座まとめ

メリット

  • 受験仲間ができる
  • 先生との信頼関係を築きやすい
  • 疑問点はその場で解決できる
  • モチベーションが保ちやすい

デメリット

  • 曜日・時間帯が固定されている
  • 人付き合いに時間がとられる
  • 費用が高い

通学講座が向いている人

  • 特定の曜日・時間に必ず授業が受けられる
  • 仲間がいる方が頑張れる
  • 自分主体だとサボる自信がある
  • 合格できれば費用はあまり気にしない

 

通信講座まとめ

メリット

  • スキマ時間を活用できる
  • 自分のペースで受講できる
  • 煩わしい人間関係がない
  • 費用が安い

デメリット

  • 質問や相談がしづらい
  • 全体の中の自分のレベルを把握しづらい
  • モチベーションが保ちにくい

通信講座が向いている人

  • スキマ時間を活用したい
  • 自分のペースで勉強がしたい
  • 煩わしい人間関係は一切なくしたい
  • なるべく費用を抑えたい

 

通学講座・通信講座はそれぞれメリット・デメリットがあるため、一概にこっちの方がいい!ということはできません。

  • 自分の現在の環境(まとまった時間をとりやすいのか、予定が読めずスキマ時間での勉強になりそうなのか)
  • 自分に合った勉強スタイル(仲間と情報交換しながら勉強したいのか、一人で黙々と勉強したいのか)
  • 目指したい資格(超難関資格なのか、独学でも十分合格可能な資格なのか)

これらの要素を考慮した上で自分に最適な受講方法を選ぶようにしましょう。